蛙化現象

愛の対義語は、憎しみではなく嘘のような気がする。いや、愛こそそもそも嘘なのではないか。となれば、愛と嘘は類義語なんてことは。でも、愛していることを恐れ、自分を騙すこと。これも愛なのではないか。そうだ。はやり愛には嘘が付きものなんだ。それでは偽愛とは?偽の愛は愛ではないのでは、と思われがちだが、違うよ。偽愛だって、何かを守るために演じてやるのだろう?自己愛故の偽愛。金目当ての偽愛。そこにだって、何かしら愛はあるではないか。醜い。やはり、愛の対義語は憎しみか。では、愛する人を憎んでしまうこの心は、いったい。

刹那

ああ。また憂鬱な周期がやってまいりました。はい、久しぶりに土産話と致したい所でしたが、もうそうんな気も失せ、今や海の底、いや、マントルの真下へと沈みっぱなしですよ。はあ。まあ、こうやって太宰治の様に、ダラダラと文字を並べるのも良いですね、少し読みにくいと思いますので、文体を変えようと思います。

 

「誰ですか?そんな人の名前聞いたことないですよ。」

私は呟く。相手は私の分身である。ここは夢の世界。他に誰もいない。

これは私と、私の分身の会話を、記録した、一部の模写である。まあまあ。そう気を悪くせずに聞いてくれたまえ。

 

「なんだっけ、砂糖やら、塩やら、私に知ったことはない。」

「あいつは頭を悩ませる。悩みの種だ。もしや、闇のオーラでも吸って、それを糧に、花開いたんじゃないのか?」

 

「それは、闇の花ですな」

「本当に腹がたつ。」

 

まあ、誰の話をしているかなんてどうってことない。

どうでも良い。勝手な話だ。

 

あいつに嫉妬しているとかではない。ただ奴は狂人だ。演じてばかりの一人劇団だ。

行動の全てはアニメやら、漫画やら、から得た薄白な、まさに中二病のまま、子宮から出てきてしまったかの様な。もうそれは、手のつけようがないほどで。

いや良いんだ。別に影響を受けるぐらいなら。ただそれが気味が悪い。

見え見えなのだ。全ての台詞というか、まるで、台本でも用意されているのではないか?と思うほど。単純明快。まさに苦痛の極み。

うろ覚えの歌、歌詞の分からない歌を永遠と耳元で「らららー」「うううー」など、老人の呻き声ではないかと思う様な気味の悪い、声で歌われている様な感覚だ。

 

わかるか?台本わ用意されている。けれど、それさへ、微妙なのだ。

無理やりというか、なんというか、違和感がありすぎる。

そもそも、人間。アニメの中のキャラクターを真似しようったって非現実的なのだ。

 

そして、常に人を見下している。自分より、高いステータスの人間たちと絡むと、自分が見下されるリスクがある。それを分かっていて、彼は、自分より下のステータスの人間と絡み、見下す。

悪魔かこいつは?嫌い。いやそんなレベルではない、もう呪ってやりたいぐらいだ。

ああ、皆さんは思うでしょうねえ。こんな文を書いて、いる時間が勿体無い。

あいつに負けていると。

 

いいえ。そんなことはない。

私は今念力を飛ばしている。悪霊、呪い。全てを奴に飛ばしている。

うざったいやつのことを、毎晩、息を吸う様に考え、脳の中で、抹殺する。

そうして気がつく頃には、うざったい奴は不幸になってゆく。

 

呪ってやるよ。わら人形でもなんでも、釘を滅多刺しにしてやる。

じっくりと端の方から、痛めつけてやる。

ガズバーナじゃダメだ。ライターでも強すぎる。もう、暖炉から出る暖かな風で焼き殺してやりたいぐらいである。

じっくり、と蒸し焼きにしてやるのだ。

 

ああ。人を呪えば穴二つというがな、良いんだ。それで、一緒に呪われて、一緒に地獄へ行こうではないか。私もそれは腹を切って、いたしてやる。

本当にムカつくなどではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実に不可思議で不可思議なルカ君。

やけになって当時、父が使わなくなった旧式のiPodでくだらない記事を読み漁っていたことがある。別に知る必要性があったわけでは無いが、よく芥川龍之介やら夏目漱石wikipediaを覗いていた。
 
遠目で見るとそれはただの不規則に並んだ文字列の様なものだったが
どこか僕の心の中で
「何か文芸的な才能を過去の偉人の経歴を知る事で取り込めるのでは無いか...?」
とおとぎ話の様な神秘的な物に心を寄せていた様な気がする。
 
短い生涯の中で数々の作品を残してきた文豪たちは、きっと僕とは見えている物が大きく異なっているのだろうなと。改めて実感した機会にもなった。
また、それらの人たちが自分と同じ『人間』という骨組みで作られている事にも驚きを得たし、『僕』という存在の血肉がどれだけ脆い物だったのか。と、少しばかりか手の届きそうで届かないもどかしさを覚える。

 

ああ神様。夢であってくれ。

底に沈んだガムシロップが氷を糖液に変えていく。光を凝縮したフロント硝子を笑みを浮かべ我慢な瞳を覚束せる。


作曲をしてる内に、自分のステータスがいかに泥濘していたか。思い知らされた。


足りない物ばかりで。

所詮。消耗品の人間が残せるものは多くは無いのは分かってる。でも芝が青く見えてしまうな。


メロディーができた後に作曲をしようと思ったんだけど歌詞が先回りしてしまったから、描いておく。

やっぱやめた。

このぐらい。そう。このぐらい振り回していた方が良いんだ。

底に沈んだガムシロップが氷を糖液に変えていく。光を凝縮したフロント硝子を笑みを浮かべ我慢な瞳を覚束せる。


作曲をしてる内に、自分のステータスがいかに泥濘していたか。思い知らされた。


足りない物ばかりで。

所詮。消耗品の人間が残せるものは多くは無いのは分かってる。でも芝が青く見えてしまうな。


メロディーができた後に作曲をしようと思ったんだけど歌詞が先回りしてしまったから、描いておく。

やっぱやめた。

このぐらい。そう。このぐらい振り回していた方が良いんだ。